収入の1割を寄付という教えを考える[E073]

2019-03-15 Fri.

収入の一定額を寄付する、みたいな教えが、世の中にはあります。これは「将来に投資しろ」という話として考えるとわかりやすいかもしれません。

欧米のキリスト教世界には、十分の一税といって、収入の一割を神様のものとして、教会に税を納めていた歴史があります。ちなみにドイツなどは現代も教会税という税制があります。なので、欧米の人には「10分の1寄付」は1000年前からの定番の教えです。

ところで、この教えは「何もしないと、40過ぎたら体力はいつのまにか落ちていく」というのと似たような話だと思うといいかもしれません。今すぐ役に立つことだけでなく、役に立たないことやメリットのないことにも投資しておけという話でもあります。


役に立つことや仕事といったものに対するエネルギーを90%だとしても、10%くらいは役に立たないことに使っておくことをルール化したほうがよいということです。


なぜならば、すぐ役に立つことというのは時間がたてば役に立たなくなっていきます。一方で、すぐに役に立たないことというのは、後から役に立つようになっていくからです。


余談)

なお、現代社会の場合は「税金&税金的なもの」は平均して高めです。(日本だと平均すると収入の50%程度を公共のために負担していることが多い)

ただ、寄付というのは、住んでいる国や地域によって寄付した分をまるっと税金から引けることは知っておいたほうがいいでしょう。


例えばアメリカの寄付文化がさかんなのは、税制度がそうなっているからという説もあるのです。寄付分の全額もしくは大半に関して税負担を減らせるので「税金としてお金を納めるより、自分の好きな団体に寄付するほうが社会貢献した感が多くなって楽しい。」という発想がはたらくわけです。

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