他人の後についていってはいけない?[KS74]

2019-02-21 Thu.

電車に乗っていて、次の駅で左側のドアがあくのか右側がドアが開くのか問題というのがあります。

これ、「人が並んでるほうでいいや」という判断をすると、たまに間違えます。右のドアに2人並んでいるからそっちだと思ったら、左のドアが開いたみたいな話です。

他の人がやってることを真似すると楽ができる、という発想があります。

人の方法を真似してみること自体は悪くないです。成功した方法をそのままトレースするのは、全く0から試行錯誤するよりはやるべきことが少なくなることが多いです。

ただ、真似をする方法はそのままの真似で正解になることもあればマネにこだわることで逆に無駄な時間が増えてしまうこともあります。

花さかじいさんの童話ではありませんが、成功した人の真似しやすいところだけを真似してうまくいかないというジョークはよくある話です。童話の場合はいいお爺さんの真似をする悪いお爺さんの失敗はどちらかというと「やる人の問題」でうまくいかない例でした。ただ、「状況の問題」ということもあります。

仮に着物屋さん(呉服屋さん)をやっていたとして、大正と令和とどちらがマーケットが広いかといったら「洋服も入ってきてはいるものの、服=和服の人がたくさんいた大正時代」のほうが当然に着物マーケットは広いです。21世紀になると普段着を和服にしている人は数がかなり少なくなっているので、着物マーケットは大正時代よりは狭くなっています。

成功例のマネというのは、「考え方ややり方の真似」といった「やる人の問題」だけでなく「(成功の前提になった)状況の問題」というものもあります。モノ不足の時代はなんでも作れば売れましたが、モノが不足してない時代だと作れば作るだけ売れることはありません。

みんなが成果を出した方法を「時代に乗り遅れるな~」とやりたくなった場合、「あれ?もう状況が変わってる??」ということが起きる可能性がないかは注意をはらっておいたほうがいいでしょう。自分が参入したとたんにブームが終わってしまったら悲しいですので。

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