(まえがき)
聖書の神はいろんな呼びかけられ方をしますが「エーヘイーエ(ありてあるもの=存在するもの)」という名乗りをモーセにしているシーンがあります。(創世記)
この聖書神話の神名ですが「西洋世界やそこから生まれた文化は「存在=絶対的な善」とする呪いにおかされているのではないか?」と仮に解釈してみるのも面白いと思います。
(音声キーワード)
・子供を産んで育ててこそ1人前の大人、どんどん産むべき、という道徳がある(出生主義)
・地球に人類社会が永遠に存在してほしいという意味では、この道徳は正しい
・ただ、「人間は子供を産むべき」という道徳は実はいくつかの問題をもっている
・わかりやすい所では同性愛カップル問題(子供を産まないという理由で蔑まれることがある)
・難しい所では「人生は苦」とした場合に苦界に子供を送り出すことは善なのか問題もある
・いっけん「常識的な善」にみえることが見えないところで「悪」を生み出す可能性もある
(あとがき)
今回のキーワード「出生主義」は「産めよ増やせよ主義。出産奨励道徳」という定義で用いています。これへの反対が「反出生主義」です。 反出生主義は自殺推奨という定義をして使う人もたまにいますが、 反出生主義=反出産奨励主義の意味で使う人も多く、私もこの話では後者で定義しています。
