【KS081】絵からの連想に執着することをやめると、タロット的なものはスピーディーに上達する

2023-04-11 Tue.

ドリーンのオラクルカードの絵とかRWS(ライダー・ウェイト・スミス、よくあるもの)のタロットの絵とかを「100%感覚だけで読む」のは実は難易度が高いです。

なぜ絵解きで感覚で読むのが難しいのか、1つ目の大きなハードルとしては予備知識(西洋の文化的背景への知識)があるかないかという話があります。ただ、より本質的なハードルとしては、ビジュアルがとても具体的だから連想を広げるのが難しいというハードルがあります。

具体的なビジュアル情報は分かりやすい反面、連想がある範囲以上には広がりにくいという性質を持っています。これが占いに利用する場合には大きな欠点になることがあるのです。

例えば


この写真からだと富士山以外の連想は意外としにくいです。コノハナサクヤみたいな知識があればそういう連想もできるかもですが、基本的にこういう具体的なビジュアルは具体性に縛られます。

ただ

この「山」という文字からの連想ですと、富士山でもエベレストでもアルプスの少女ハイジでも連想は可能です。具体的な絵というのは実は連想に「一定の制約をかける」という性質を持っています。

文字ももちろん連想に制約をかけるのですが、絵に比べれば全然ゆるいです。なので、「文字から連想を広げる練習をしておく」というのが絵から直観的に情報を受け取るためには重要なのです。

あ。たまに「絵じゃないと伝わらない不思議感覚がある!」と強く主張する先生もいます。

確かに「神秘は文字では伝えがたいので、曼荼羅(絵)で伝える」と空海さんも言っているように、「文字では表現できない世界が、この世にはある」のは事実です。

ただ、それは「向こう側の世界は言葉で表現できない」というだけの話であって「言葉より絵のほうがスピリチュアルな感覚を磨くには優れている」みたいなことではありません。例えば圧倒的な美しさを指して「絵にも描けない美しさ」と言えてしまうように、言葉は言葉で絵では表現できない領域を伝えられたりもします。



近現代タロットの特徴

そもそも、RWS(ライダーウェイト)もトートも近現代のタロットは「生命の木という数秘術的な象徴の言葉」を背景世界にして設計されてます。

タロット的なものの絵画表現というのは

作家「これとこれとこれのシンボルが書き込まれてる絵がほしいです」
画家「了解です!ではそれを織り込んで作ります」

みたいな流れで作られるものです。(うちで制作してAmazonなどに出している神仏カードも、ビジュアル作成は基本的にこういう流れです)

つまり、タロットカード的なものというのは

言語  >>  絵画的表現

の順で制作されるものであって逆は基本的にはありません。(実際に作っている人の話なので間違いないと思ってよいでしょう)

だからタロットで連想しにくいといった壁がある場合、「言語ベースでいろいろ連想すること」を練習していくことからやったほうが気楽に魔法的な世界が自分に近くなってくることが多いのです。 

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