「和を大事にしよう」という言葉を「同調性をひたすらあげよう」という方向で解釈する人もいます。大人数の合唱や軍隊の分列行進のような「一丸となって一体感を」みたいな方向性です。
確かに、大規模な合唱や軍隊の分裂行進などの「集団の力」というものに独特の魅力があることは否定できません。ただ、「和」において大切なのはそこではないと私は考えています。
では、「和」で大事なことはが何かというと
「異なる価値観の人たちが共通の目的に向かって協力する=和」
だと、私は考えています。
例えば、泥棒と刑事みたいに立場が全く違う人達でも「共通の目的」があれば力をあわせる、ということが「和」で大事なことだと思います。「同質化」ではなく「多様な人達の協力」こそが「和」のポイントだということです。
「和を尊ぶ」は聖徳太子の言葉として知られますが、昔の日本の豪族は「3割は移民系。3割は皇族の親戚系。3割土着系」というくらい「多種多様」だったのも知っておくとよい歴史的事実だと思います。平城宮にはペルシャ人の役人もいたと言われていますし奈良の大仏の開眼供養をしたのもインド人の僧侶です。
「和をもって・・・」の話は詳しくはこちらもどうぞ
おすすめワーク)
1.全員で同じことをするイベントの例を何か考えてみてください。
2.そこに参加する人たちは何が楽しいのかを考えてみてください。
3.「世界観が異なる人たちが協力するもの」の例を何か考えてみてください。
